NEMのハーベスト、SN報酬の税金算出(取得価格)方法
今日はクリスマスイブなので税金の話をします。
と言っても、税金に詳しくないし、むしろ教えて欲しいし、国はもっと簡単な算出方法にして欲しいし、来年は一律にして欲しいです。
そして、内容が間違っている可能性もあるので、読む人は注意して欲しいです。
さて、タイトルの通りNEMのハーベストとSN報酬に関してです。
暗号通貨(仮想通貨)の税金に関しては、既に皆さん目を通しているこちらのPDFで計算例が記述されています。
そして、今回注目するのはここ。
9 仮想通貨のマイニング等
答 いわゆる「マイニング」(採掘)などにより仮想通貨を取得した場合、その所得は、事業所得又は雑所得の対象となります。
この場合の所得金額は、収入金額(マイニング等により取得した仮想通貨の取得時点での時価)から、必要経費(マイニング等に要した費用)を差し引いて計算します。
なお、マイニング等により取得した仮想通貨を売却又は使用した場合の所得計算における取得価額は、仮想通貨をマイニング等により取得した時点での時価となります。
NEMの場合はマイニングをハーベストとして読み替えれば問題無いでしょう。
そして、SN報酬もこれと同じものとして扱うのが無難だと思います。
SN報酬はあくまで財団からの報酬なので、個人的な感覚ではちょっと違う気もするのですが、こちらのサイトの区分ではハーベストとSN報酬は同様の扱いで、バグ報告による報酬(BugBounty)のような意図せず得たものが一時所得に該当という記述には納得できます。
仮想通貨に関する所得税の取り扱い
※記事が2017/7/7で前述のPDF発行前の情報なので、ご注意ください。最終的には税理士・税務署判断となります。
ハーベストやSN報酬がマイニングとして扱うのであれば、注意しなければいけないのが取得価格。
前述のPDFには「仮想通貨をマイニング等により取得した時点での時価」とありますので、時価を算出しなければ行けません。
えぇ、ハーベストした時点やSN報酬を貰った時点での時価です・・・・・・うん、無理。
取引所で売買したときの時価であれば、明確な記録も残っているので数値化出来ますが、ハーベストしたタイミングの時価なんて分かりません。
なので、その日の平均価格を基準にして算出したいと思います。
ありがたいことに、必要な情報はこちらのサイトから取得出来ます。
ページを開くとNEMのアドレスを聞かれるので、ハーベストをしているアドレスを入力しましょう。
以降は、そのサイトをブックマークしておけばアドレスの入力は不要です。
こちらのサイトの「ハーベスト」欄に日付やハーベスト量、1XEMの平均価格に円換算した値まで表示し、更にCSV出力までしてくれます。
ただし、注意事項が2点あります。
- 初期表示では19件までしか表示されません。
それ以上の場合は「さらに読み込む」をクリックしてください。
一度に全部のデータを取得することは出来ないので、一番古い(最初のハーベスト)情報が出てくるまで繰り返しクリックし、その後でCSV出力してください。
※連打すると情報がおかしくなる(重複する)場合があるので、数秒おきくらいにクリックしてください。 - 当日と2017/7未満の情報の平均価格は取得出来ません。
(NO JPY DATAと表示されます。)
当日分に関しては、一日分のデータが集まっていないので取得出来ないのは当然です。
2017/7未満の情報に関してはZaifのAPIがデータを提供していないのが理由とのことです。
ただ、日付とハーベスト数は取得出来ますので、2017/1~6の平均価格に関しては、こちらのサイトに記載されているスプレッドシートから転記させて貰いましょう。
SN報酬の場合はほぼ同じ操作をXEMTaxの「入出金履歴」で行ってください。
こちらの注意点は上記2点の他に、通常の入出金のデータも含まれると言うのがあります。
これに関しては、区分が「SN入金」となっている部分だけを抽出すれば問題ありません。
色々と至れり尽くせりでありがたい限りです。
と、ここまでまとめてきましたが、税金に関する常として、最終的には税理士・税務署に判断してもらうのが確実です。
2017年分の暗号通貨に関する扱いについては、12月になってから国税庁の例が出るくらい微妙な状況なので、税理士の方々も扱いに悩むところだと思います。
なので、出来れば税理士の方からも国に対して、もっと効率的な方法等について意見を上げて欲しいところです。
仮に自分が税理士だった場合、他人の暗号通貨に関する計算なんて面倒だからしたくないし・・・
NEMで何か作った人一覧(仮)
TipNemで投げ銭するための開発者リンク集(仮)。
mijin forum にも開発系のリンク集(技術・開発資料系 - mijin discussion forums)があるけど、Twitterと関連付いていないので個人的に作成。
そのうちフォーラムやブログにちゃんとまとめてくれる人が出ると思うので、とりあえず自分用の備忘録として一覧化してみた。
並び順はTwitter IDの昇順。
作成物は全部載せるのが面倒くさくなるので一例のみ。
開発中の人は除外。
(α版でも良いのでURLが出来たら追加予定)
抜けてる人や追加して欲しい人がいれば連絡ください。
更新日:2018/01/11
NEMを利用したチケット販売サイト案
NEMの機能を用いて、イベントのチケット販売サイトを作るとしたらどうするか?
というのを少し考えてみた。
実際に開発する場合は細かい部分まで詰める必要があるけど、大枠の流れはこんな感じで。
※ただし、自分で作る予定は無いので作りたい人はどうぞご自由に
※全部実装するのは大変なので、作るなら小規模イベント向けに必要な部分から実装することを推奨
- 1.前提事項
- 2.基本的な流れ
- 2.1.イベント登録
- 2.2.チケット販売期間
- 2.3.イベント当日
- 2.4.イベント開催から数日後
- 3.参加キャンセル処理
- 4.販売サイトの機能概要
- 4.1.イベント情報の登録、管理
- 4.2.チケットの発行
- 4.3.チケットの代金管理
- 4.4.販売サイト関係者のチケット代金(XEM)持ち逃げ防止
- 4.5.開催者のチケット代金(XEM)持ち逃げ防止
- 5.NEMを使うメリットデメリット
- 5.1.NEMを使うメリット
- 5.2.NEMを使うデメリット
- 6.想定される問題点と解決案
- 7.NEMの技術情報