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自殺する人は、死にたいのではなく逃げたいだけなのだ

と言うことが意外と知られていない気がする。

稀に、死にたくて死ぬという人も居るけど、現代だと少ないんじゃ無いかな?と思う。
たとえば、死後の世界や死という現象・状態に対する興味が異常に高い人とか。
ほかに手段が無いから死ぬのでは無く、死ぬことで初めて目的が達成できるような、そんな人は非常に稀だと思う。
後は、死ぬことで加害者に対して嫌がらせや仕返しをするとかだけど、そういう負の方向に元気な人もそんなに多くないだろう。


では、自殺する人は何故自殺するのかというと、「今の状態から逃げたいけれど死ぬ以外の逃げ道が無い」から死ぬ。
今の精神的、肉体的に辛い状況から逃げるために「死ぬという手段を取った」という、ただそれだけの話。

・・・なんだけど、この状態を他者が理解するのは非常に難しい。
他者からすれば、学校や会社を休んだり辞めたり、組織やコミュニティから抜けたり、自分を害するものから離れれば良い、なんて言うことを簡単に思えるし言ってしまう。

でも、他者から見たら逃げ道は一杯あるように見えても、自殺を本気で考える様な状態まで追い込まれると、逃げ道が見えない盲目状態、視野狭窄状態になっていて気づかない。
もしくは、気づいていてもそれらの手段で逃げるのが、まるで犯罪のように「してはいけないこと」だと思い込んでしまう。
なので、理由は様々だと思うけど、最終的に幾つもあるはずの逃げ道は選択肢から外れてしまい、自分の身一つで出来る手段として残った自殺を選択する。


だけど、そんな状態は本人しか分からない。
他者からは疲れていたり、元気が無いというのは分かるだろうけど、自殺に追い込まれている状態の思考回路や精神状態は理解できないし気づけない。

なので、その状態で自殺を止められるのは(自殺以外の逃げ道を選択できるのは)本人だけなんじゃ無いかと思う。

 

 ・他の逃げ道を考えること
 ・他の逃げ道を選択しても良いのだと自己肯定すること

 

実際に逃げ道を選ばなかったとしても、逃げても良いのだと肯定出来れば踏みとどまれる可能性は上がる。
でも、この二点を行わないと多分自殺する。


ちなみに、他者は気づけないと言うことを書いたけど、仲が良い人や注意深い人だったら、普段の疲れとは何か違うのでは?という違和感を感じられるかもしれない。
幸いにして気づけた場合、自殺を防ぐのに何が有効な手段なのかな?というのを考えたけど、救える手段は強制的に入院させるくらいしか思いつかなかった。

過労でも鬱でも何でも良いんだけど、とにかく理由を付けて病院に入院させて、その人を追い詰めている状態から強制隔離する。
説得したり自宅に待機させたりするのは更に深みに落とす可能性もあるので「病気という大義名分を与えた上で、入院するほど酷い状態だという意識を植え付ける」くらいまでやらないと駄目なんじゃないかな?
その状態まで持って行って1~2週間くらい隔離すれば、多少は視野が広くなったり落ち着いて現状把握を出来るようになるだろうから、その後なら自殺以外の逃げ道を考える余裕が出来そうな気がする。

まぁ、無理矢理病院に放り込んだとしても、実はそこまで追い込まれていなかったなんていうオチもあるだろうし、病院で更に悪化する可能性もあるので最善策とは思えないけど、次善策くらいにはなるんじゃないかと。