PMBOK的単語帳その1

PMBOKガイドで使われている単語の意味と、普段自分が使っている単語の意味が異なる場合、読めば読むほど頭の中が混乱して訳が分からなくなることがある。
初めて読んだときは「プロジェクト」と「プログラム」は全然関連のないものだと思っていたし、スコープは「範囲」みたいな意味に捉えていたし・・・
と言うことで、PMBOKガイドを読むときに見返すための単語帳。

メモを取るのは面倒だけど、上手く一覧化してiPhoneに入れておきたいなぁ。

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・プロジェクト
独自の製品やサービスを創造するために実施される有機的な「業務」。
「独自性(ユニークであること)」と「有機的(始まりと終わりがある)」ことがポイント。

・定常業務
プロジェクトのポイントとは逆。
「反復的、継続的(独自性がない)」、「繰り返し作業(有機的でない)」。

・プログラム
プロジェクトの集合体。
個別管理よりも集合体として管理することにより大きな効果を引き出すことを意図したもの。
プログラムには定常業務の要素も含まれることがある。

ポートフォリオ
組織の戦略的目標達成のために、プロジェクトやプログラムを大きくグルーピングしてマネジメント対象とするもの。

ポートフォリオマネジメント
プロジェクトやプログラムへの投資(経営資源の分配)を決定するための「経営上の」マネジメント。
合理的に実施するために経営戦略、経営資源の状況を認識しておく必要がある。

ポートフォリオとプログラムとプロジェクトの関係(規模感?)
ポートフォリオ(組織)
  └プログラム(業務の集合体)
    ├プロジェクト(業務)
    └定常業務

ステークホルダー
あらゆる「利害関係者」。
プロジェクトに関わるもの、またはプロジェクトにより利害を被る個人や組織を指す。
プロジェクトマネージャーやプロジェクトメンバー、顧客や母体組織、スポンサー等すべてステークホルダーに含まれる。

・プロジェクトマネジメント・オフィス(PMO)
プロジェクトマネージャーに対し、トレーニング、ソフトウェア、テンプレートなどの形で支援を実施する組織。
プロジェクトマネージャーは個別のプロジェクトや資源を対象とし、PMOは上位の組織や企業、ビジネスを対象とする。

・スコープ
プロジェクトが提供する「成果物や作業」の総称。
プロジェクト・スコープは成果物(プロダクト、サービス、所産)が完成して顧客に受け入れられるまでの間に行う必要のある作業のこと。
成果物スコープ(プロダクト・スコープ)は成果物に特有の特性や機能(要求仕様)のこと。