Q.プログラマーになるにはどうしたら良いですか?
A.「職業」としてのプログラマーになるなら簡単だ。
プログラマーを社員として雇っている会社にプログラマーとして入社すれば良い。
名刺にプログラマーと書かれれば、少なくともそれを見た人にはプログラマーとして認識される。
実際にプログラムが書けるかどうかは知らないが、少なくとも職業上はプログラマーとして名乗れる。
だが、プログラマーという「人種」になりたいというのなら難しい。
プログラマーという人種は四六時中プログラムのことを考え、PCに向かえばコードを書き、PCが無ければ紙に書き、それすら無ければ脳内でコードを書く。
別の会話をしている最中ですら、頭の中ではプログラムのことを考えている。
そして、それらのプログラマーは大抵の場合、なろうと思ってなったのでは無い。
「気づいたらなっていた」というのが正しい。
ある対象について四六時中考え、「気づいたらなっていた」という人種、つまりはオタク(それも重度のオタク)だ。
要は、オタクの一種がプログラマーという人種なのだ。
ただ、他のオタクに比べてプログラマーという人種には多少なりともメリットがある。
それは、自分の知識や技術を仕事に出来る可能性が高いと言うことだ。
他ジャンルのオタクは、一部の人間を除き、消費者側の立場になる。
つまり、金を払ってオタク活動を行う必要があるため、オタク活動以外の手段で金を稼ぐ必要がある。
(オタクに必要なのは財力だ!)
対してプログラマーは、生産者側の立場になれる可能性が高い。
つまり、オタク活動(プログラミング)で金をもらい、その金で生活しながらオタク活動(プログラミング)を行うことが出来る。
むろん、他ジャンルのオタクでも生産者側の立場になれる者もいるが、同業他社の製品に対して消費することが多いので、良くてプラマイゼロの収支だ。
だが、プログラマーの場合は他のプログラミング言語を書く場合でも、PC(OS)が数台あれば事足りる。
今なら仮想環境を作るのも簡単だから、なおさら出費は少なく済む。
つまり、収支がプラスになりやすい。
ただまぁ、そういう人種になったとして、幸せなのかどうかはよく分からないが。
その人にとってはそれが当たり前、という状態になっただけのような気もする。